オンラインストア

COMPANY 企業紹介

MESSAGE

2013年より冬採りホワイトアスパラガスの生産に取り組む、
「馬場園芸」の9代目・馬場淳(まこと)からのメッセージ

浄法寺の自然とこだわりの栽培法が育む特別なおいしさ

馬場園芸は、ここ浄法寺町で200年以上にわたり農業を営んできました。ブランド名の「sannimon(三右ヱ門・さんにもん)」は、わが家の屋号。かつては水稲を中心としていましたが、現在は日長の調整ができる遮光ハウスを使い、6~10月にかけては40種類ほどの菊を販売しています。
2009年に本格的に家業を継ぎ、年間を通して雇用を維持できる職場環境を作り、地域に雇用の場を創出したいと思い着目したのが、菊栽培の遮光設備をそのまま利用できる、冬期間のホワイトアスパラガス生産でした。隣町の一戸町奥中山が冬期出荷のグリーンアスパラガスの即成栽培に取り組んでおり、気候風土の似た浄法寺でも良質なアスパラができるのではないかと考えました。
冬は厳しい寒さの浄法寺ですが、実は夏はしっかりと暑く、株はぐんぐんと育ち栄養を貯め込みます。一方秋の訪れが早いため、一定期間低温にあたったアスパラガスは萌芽の準備を始め(休眠打破)、全国でも生産量の少ない12月上旬から、フレッシュな冬採りホワイトアスパラガスを出荷することができます。 温水ボイラーで温度管理をしているハウスですが、夜間には5℃ほどにまでに室温が下がります。夜温が低いことにより呼吸による糖の消費が抑えられその結果、一般的に春先から出回るホワイトアスパラに比べ、より甘みの際立つ味わいになります。また、遮光ハウスのなかに二重に設けた遮光トンネル内で栽培するため湿度が高く保たれ、ジューシーな食感に仕上がるのも馬場園芸のホワイトアスパラの特徴です。そのみずみずしさは、折口からアスパラのジュースがしたたり落ちるほど。ほかにはないこの甘さとジューシーさから、商品名を「白い果実」と名付けました。

馬場農園/馬場 淳(ばば・まこと)

二戸市浄法寺町で200年以上続く馬場園芸(屋号・三右ヱ門)の9代目。
岩手県立農業大学校で農業を学び、2009年より家業を継ぐ

「畑から届ける最高の贅沢を届けたい」その情熱が土壌へのこだわりを生む。

sannimonに込める想い

冬採りホワイトアスパラガス「白い果実」は、浄法寺の自然と大地、そしてこの地で農業を続けてきた先祖たちの歴史と知恵が生み出した「食財」だと私は考えます。この土地の気候や地形、水とともに歩んできた私たちだから提供できる商品です。
sannimonのコンセプトは「畑から届ける最高の贅沢」。私たちは、流通や生産の都合よりも「味」に重点を置き、土作りからお客様の口に入るまでこだわって、最高の状態で提供します。それは、食事をより楽しい時間にしたいと考えているからです。
私たちは、作り手本位ではなく、何よりも食べる人のことを想い作られた食材で満たされる未来を創っていきたいと思っています。それは当たり前ではありません。今現在、たくさんの食材が作り手と流通の都合で作られています。
私たちの農業の根本には、食にかける想いがあります。今から約70年前まで、この地域は冷害が頻繁に起き、今ほど農業の技術も進歩していなかったことからまともに米が作れず、お腹いっぱいにご飯を食べることは贅沢なことでした。先祖たちが繋いできた農業の歴史には、「次の世代により豊かな食事をしてほしい」という想いがありました。その想いを受け継ぎ、今があるということすべてに感謝し、これからも生命や風土、文化を未来へ繋いでいくことが私たちの使命だと考えております。
それと同時に愛する故郷と農業を盛り立て、さらに、生命を育む自然のすばらしさを感じてもらえるようなsannimonブランドを育てていきたいと考えています。

私たちは、先人たちから受け継いだ、生命・文化・風土を未来につなぎます
私たちは、生活と農をつなぎ、人生をより豊かにします
私たちは、関わる人すべてに感謝し、共に育ち合い、社会に貢献します。

OUTLINE

会社名
株式会社馬場園芸
代表者
代表取締役 馬場 淳
所在地
岩手県二戸市浄法寺町小池60-2
TEL
0195-43-3851
FAX
0195-43-3852
設立年月日
平成30年4月17日 法人設立
(法人設立以前は、家業として200年以上続く農家)
従業員数
8名(2021年4月時点)

浄法寺町で先祖代々、家族で農業を営む「馬場園芸」。
浄法寺の自然の恵みを生かしながら、土づくりにこだわり、1年かけてじっくり丁寧にホワイトアスパラガスを育てています

HISTORY

     
  • 平成元年

    水稲受託苗の受託生産販売事業を始める

  • 平成6年

    観賞用の菊の生産事業を始める

  • 平成10年

    事業継承。代表に馬場弘行が就任。屋号として「馬場園芸」を名乗り始める

  • 平成25年

    冬採りアスパラガスの生産開始

  • 平成29年

    三右エ門(sannimon)ブラント立ち上げ。アスパラガスの業務向けの販売を始める

  • 平成30年

    株式会社馬場園芸を設立。事業継承。代表取締役に馬場淳就任。
    取締役会長に馬場弘行就任。
    岩手県農林水産振興協議会 「明日を拓く担い手賞」受賞