こんにちは。三右エ門の馬場です。
「暑さ寒さも彼岸まで」とは言いますが、急に気温が下がり、浄法寺町もだいぶ秋めいてきました。弊社の事務所前にあるナナカマドの実も真っ赤に色づき秋の気配を感じさせてくれています。
三右エ門では、稲刈りが9月13日からスタートしています。ここ最近温暖化の影響もあり、稲刈りの時期がどんどん早まっています。10年前と比較すると、田植えの時期も稲刈りの時期も1週間ほど早くなってきています。
周りの農家の田んぼを見渡すと「のめってる」(方言で倒れているという意味です)稲が多くみられました。たくさん実った時は頭が重くなり、稲が倒れます。今年は豊作だという声をよく聞きます。米騒動でまさか岩手でもスーパーの棚からお米がなくなることになりましたが、新米が取れはじめたらこの騒ぎも落ち着くことでしょう。
三右エ門の新米は10月下旬から出荷開始予定となっています。
今月中には稲刈りは終了しますが、そこから食べられるようになるには、まだ時間がかかります。籾摺りといって籾というお米のからを剥く工程を行うことで玄米になります。そこで、米の粒の大きさをフィルターにかけて、小さい粒ははじき、粒の大きさをそろえます。その後、色彩選別機という機械にかけ、カメムシがかじって黒くなったお米などを取り除いています。そして、
そのあとで、お米を検査機関に出します。この検査で一等米や二等米など、等級がつけられるのですが、この検査をしないとお米を販売するときに品種名を出せないことになっています。
早く美味しい新米を早く食べていただきたいです!
新米は水分量が多いため、炊飯の時は少し水を少なめに入れ炊くのがおすすめです。
新米はご飯のお供がなくてもご飯が進んでしまいます。秋はいろんな食べ物が美味しい季節ですね。私はいつ痩せたらいいのでしょうか。