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COLUMN 馬場園芸コラム

三右エ門だより 2023年2月号

雪のような口どけ
ホクホク甘い、蔵出し熟成カボチャ「雪どけ」

蔵出しカボチャの出荷が12月から始まり、今月で終わりを迎えようとしています。その名も「雪どけ」。
12月から6月にかけて国産のカボチャがほとんど流通されていないのをご存知でしたでしょうか?
グラフ1で見て取れるように12月から6月までは、メキシコやニュージーランドなどの、輸入のカボチャが大半を占めています。私たちは国産カボチャがない12月〜2月に、カボチャを保存し出荷する方法を編み出しました。

ほぼ外国産、メキシコorニュージーランド

10月に収穫したカボチャを蔵で保管し、長期熟成して出荷します。蔵で熟成されたカボチャはとっても甘く、ホクホクとした食感です。正直言って、味付けなしでも美味しい。電子レンジでチンするだけで、とても美味しいです。鍋で少量の水を加えて蒸すような形で加熱し、醤油やみりん、砂糖で味を整えると、味がカボチャに染み込み、甘じょっぱく、とても美味しいです。そして、このカボチャ、皮が柔らかく、皮までおいしく食べることができます。実は、私はカボチャを自分で栽培するまでカボチャが好きではありませんでした。というよりも興味がありませんでした。
「カボチャってこんなに美味しいんだ、ちゃんとカボチャの味がする」というのが、私の素直な感想です。
岩手に降る乾いた雪のように、握っても固まらず、ほろほろと口の中で解けていく、食感と雪のように白い皮、そして栗のような甘さ、これを一言で表現して、「雪どけ」という名前をつけようと思いっています。
このカボチャは今年、二戸市の学校給食に採用していただきました。皮ごと5mm角にダイスカットしたカボチャを加熱し凍結したものを、弊社の加工場で加工し納品させていただきました。
「あんかけにしても、カボチャの食感がしっかりと残り、美味しいカボチャだ」と嬉しいお声をいただきました。

二戸市学校給食に採用!

レンジでチンして、カボチャサラダ
つぶ助カボチャ

二戸市の学校給食にも採用いただいた「つぶ助カボチャ」。岩手県の生協でも採用いただきました。カボチャって調理が大変なイメージないですか?美味しいけど、あの硬い大きなカボチャを包丁で切るなんて危ないと思われる主婦の方は少なくないと思います。
カボチャの好きな食べ方を調べていくと、煮付けの次に人気だったのが、カボチャサラダでした。そのカボチャサラダをもっと手軽に食卓に並べられるようにという想いで開発しました。袋のまま4分チンしてマヨネーズと塩胡椒で和えるだけでホクホクのカボチャサラダが完成。調理器具を汚さないでできるのも良いところ。カボチャの皮にはビタミンAが多く含まれているので、あえて皮付きでかとしています。
カボチャサラダの他にも、カボチャご飯やケーキにも入れることができるので、お子さんにも喜んでいたで欲しいと思っています。