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COLUMN 馬場園芸コラム

農福連携「日曜ご馳走プロジェクト」活動報告

弊社では、浄法寺町の社会福祉協議会の方と連携し、農福連携のプロジェクトを行なっています。

なぜ、始めたのか?

現在日本では、少子高齢化に伴い、社会保障費が年々増加してきています。

今後、地域に暮らすお年寄りの方々が、今までは国からの予算で受けることができていた介護などのサービスを受けることができなくなる可能性が危惧されています。

これからもみんなが安心して暮らし続けていく地域にしていくために、地域の人や企業が連携して支え合う地域の仕組みが重要だと私たちは考えました。

浄法寺町は、現在人口約3600人、毎年100人ペースで人口が減少し、10年で20%の人口減少が起きています。

現在浄法寺町の4人に1人は75歳以上の後期高齢者。

全ての人が幸せに安心して暮らし続けていける地域にするために、私たちは、社会福祉協議会の方から地域の現状をお聞きし、今後について一緒に考えてきました。

そこで、昨年度から行なっているのが、日曜ご馳走プロジェクトという企画です。

弊社と、社会福祉協議会、浄法寺中学校の生徒さん、地域の方々と一緒に楽しみながら農産物を育て、交流を深める。

そして、一人暮らしのお年寄りの方々に、ピザなどのご馳走の形で届けることで、日常に楽しみや喜びを届けようという想いで取り組みをしてきました。

日曜日に集まってみんなでご馳走を作って届けて楽しむから「日曜ご馳走プロジェクト」です。

中学生も普段入ることのない、畑に入り、土を触り、作物を育てる体験をすることで、食育にもなりました。

そこで、地域のおばあちゃんたちによる技術指導という名の交流が、コミュニケーションをうみ、お互いに楽しい時間となりました。

今年は、収穫したじゃがいもや枝豆などを使った、商品開発を行いました。浄法寺町のゆるキャラである「浄法寺のねこ」をモチーフにした「ねこのみみ」という名前で、お祭りなどで、販売され、地域の人たちからも大変好評いただきました。

これから浄法寺町の新たらしい名物になるかもしれません。

今季の取り組みを写真付きで社会福祉協議会の方がまとめてくださったので、その資料を添付させていただます。

地域の人との接点が昔に比べ少なるなっている世の中ですが、地域だからこそ、人と人とがつながって、支え合っていける関係があるって素敵な地域だと思いませんか?