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COLUMN 馬場園芸コラム

三右エ門だより 2023年5月号

田んぼの準備が始まりました。

桜も散って、日に日に緑が山を覆ってきました。田んぼは水が入り始め、田植えをするための準備が着々と進んでいます。この頃になると、茶色だった大地が一気に⻘々と変わり始め、農村の風景も田んぼともに一気に変化をしていきます。

1枚ずつ機械で種まきをする風景

三右エ門では、販売用のお米の生産の他に、地域の農家の方に向けたお米の苗の販売事業をおこなっています。この事業は平成元年から続く事業です。お米の苗の栽培は目を離せません。日が照って来るとビニールハウス内の温度は上昇し、土が乾き、芽が干からびてしまいます。植物も人間も子供は目が離せない、つきっきりの仕事です。4月16日から種まきが始まり、育苗箱と呼ばれる苗を育てるための箱に土を詰め、種を蒔いていきます。

発芽機に積み上げられた育苗箱

そして、湿度100%気温25度の部屋に入れ3日間たつと、お米の芽が出揃います。品種によって発芽が遅いものがあったり、逆に早いものがあったりと個性が異なります。芽が出揃った育苗箱をビニールハウスに移動させ、約1か月間し、田植えへと移ります。この作業を、お米の苗を田んぼに植える前に代わりの場所で育てることから「苗代(なわしろ)」と言います。
今年も美味しいと喜んでいただけるお米を育てられるように、真心込めてお米を育てていきます。

ハウス内に並べられ緑化した苗

アスパラを外の畑に移植しました

防草シートが敷かれた畑。アスパラ定植作業中の様子。1本100mの畝に植え付けていきます。

4月25日にアスパラを畑に植える作業が行われました。このアスパラが冬にホワイトアスパラ白い果実になります。今年は全面に雑草を抑えるための防草シートをしき「除草剤を使用せず」環境負荷を減らす取り組みをしています。
植え付けた畑は昨年は田んぼだった場所です。畑と田んぼをローテーシーンすることで、ミネラルのバランスが整い、より元気に育ててくれます。
三右エ門の農場では、いろんなことが一気に始まってきました。これからどの作物もよく育ってくれるように大切に管理していきたいと思います。