「なぜ、ホワイトアスパラを作っているの?」とよく聞かれます。
私たちは、家族経営の農家が始まりです。家業として200年以上続いてきています。浄法寺町は、冬が厳しく農業ができない地域で、冬場の仕事を作り、若者が働きたいと思う魅力的な職場(企業)をつくるために、何かできないか模索する中で、出会ったのが、冬採りのホワイトアスパラでした。
浄法寺町の人口は約3700人、毎年100人ペースで人口が減少しており、若者の半数は地域の外へ出ていき、出生率は30年で1/5にまでなってしましました。
「息子孫の世代まで安心して暮らすことができる地域にしたい」
そんな想いで挑戦してきました。
私たちのお客様は、料理の鉄人やミシュラン星付きなどの一流シェフですので、味に妥協できません。最高の味を追求していく中で、土作りと味(栄養価)は直結していることに気づきます。
そして、食の業界に深く関わるようになり、現在の流通が作り手、売り手本意である現状に危機感を抱き、「より豊かな食を未来へつなぐ」という理念のもと、「食べる人本意」という基本理念を発信しながら、次世代の農業に挑戦しています。